指導要言集抜粋
すばらしき仏法の教え
感銘した言葉
指導メモ
指導集・質問に答えて
指導要言集抜粋
生命の本質論
法報応の三身常住
私が学んだ仏法哲学
仏法で説く幸福論
法華経について
寿量品
宗教の実態を知る
立正安国論講義より
日蓮大聖人
病気の原因は
指導要言集抜粋 昭和43年10月 池田 大作著
再度この本を読みました、内容のすべてが素晴らしく感じられましたが私が個人的に選らばさせて頂いた部分を抜粋してみます。
青年とは、絶えざる建設と革新の息吹の象徴である。すなわち、強く、そして清浄であり、かつ限りなき未来性をはらんだ、若き生命の躍動である。 巻頭言
青年時代の理想を一生持ち続けて実践する人が、人間としてもっとも価値ある人である。 巻頭言
青年らしくとは、清潔、情熱、そして正しい批判力を持つことである。ー指導
小心は、青年の最大の欠点だ。青年よ、いかなる人生劇場においても、出演者たれ。ー若き日の日記
いかなる時も、何処にあろうとも、燦爛たる太陽のごとく明朗に、天空を翔る若鷲のごとく闊達に、大海のごとく明朗に、包容力豊かに、然るして時来らば、決然として起ち、疾風怒涛のごとく邪悪と戦う青年であれ。 巻頭言
よき種は、よき種となり、よき花が咲こう。
よき少年は、よき青年となる。
よき青年は、よき社会の指導者と育とう。 人間革命
青年は目が大事である。青年は目が澄んでいなくてはいけない。
青年の樹は、枝も繁っていないし、果実の実りも少ない。大木になっていくための根を深く張る時期なのだ。 指導
師弟
人生にあって、最大の幸福は、生涯の師をもつことであろう。師をもたぬ人生ほど不幸なことはない。どんな有名人となり、成功者となっても、師なき人は淋しい。 人間革命
師匠からうけた指導を忘れないで、真剣に考える人が、責任感のある人である。また師匠がいるときは、だれでもまじめに実践する。師匠がいないときこそ、指導を守って実践する人が、真実の弟子であり、責任感のある人と言えよう。 指導
師の言葉を、ただ繰り返しているのが弟子ではない。それを応用し、発展せしめて、師の意志を実践し、師の理想を実現していくのが弟子の中の弟子である。 御義口伝講義。
師匠に、必要以上に心配をかけることは悪である。弟子が立派になって、師匠を守ってゆくことが、師弟不二である。 指導
信心の琴線にふれないで、仏法の真髄がつかめるはずがない。師弟不二の精神が貫かれるところに、信心の血脈があり、令法久住(りょうぼうくじゅう)がある。 講演
使われてきた人は、人を育てることができない。仕えてきた人は、人を育てることができる。 指導
指導者
指導者はつねに、正しき理念と実践力を持たねばならない。
指導者は、名聞名利にとらわれたり、栄誉栄達主義であっては、断じてならない。 巻頭言
指導者の億功(おくごう)の労苦によってのみ、時を促し条件を揃えることが出来るのである。
昨日までの功績に酔うものは退歩と知れ。指導者は常に未来に生きよ。 日々の指針
指導者は、賞罰を明らかにし、功罪をはっきりとしてゆかねばならない。 指導
師子は、伴侶を求めず。伴侶を心待ちにした時、百獣の王、獅子(しし)は失格する。獅子には、絶対、孤独感はない。伴侶は求めずして、ついて来るものだ。広宣流布の実践は、獅子の仕事である。自分が、獅子でなければならぬなら、伴侶は断じて求むべきではない。自分が、真の獅子ならば、伴侶は自ら求めて、自分の後についてくるに違いない。 人間革命
将の一念が大切である。人々は敏感だ。責任者の一念一心が、その職場や社会を、どれほど左右するかを、常に反省しなければならぬ。
中心者が、懸命であるところは、社員も真剣になってゆく。「長」が惰性に流されれば、自然にその一念は社員達に映り、なんらかの影響を及ぼすものだ。いずれの社会にも共通する一つのげんりであろう。大会社、大組織になっても、この方程式は、長い目からみれば、必ず同じである。 人間革命
もっとも悩み、苦しんでいる人のところに飛び込んでいって戦う指導者がいる。反対に不幸な人を避け、人気の波に乗ろうとして、狡猾に泳いでいるだけの指導者もいる。世間では後者を偉い人という、、、なんと、はかない虚像であることか。 人間革命
英雄の三条件は
一、時を知っている。
二、勇猛果敢に、所信に向かって進む実践力をもつ。
三、大衆の声をよく聞くことである。 講演
指導者は、指導する相手よりも、絶えず勉強し、一歩前進している人の異名でなかればならない。 講演
”偉大な人”とは、平凡であることの偉大さを知った人のことだ。
とうぜん成すべきことを、成してゆく人が英雄であり、成すべきことをしない人は、凡人である。 指導
目の前にいない人をも、きちんと指導出来るのが、真の指導者である。
幹部と後輩の関係は、善知識であり、同志である。善知識とは、師弟の関係ではないが、他の人たちを正しい信仰に導いていくべき存在の人々である。反対に、悪知識は他人の信心を妨害する魔の存在である。自分本位に振舞い、純粋な後輩を惑わしてゆくような幹部は、悪知識である。後輩の信心をどこまでも伸ばしていける幹部こそ善知識なのである。 講演
指導者に歓喜がなかったならば、どんなに指導しても、感応(かんのう)はありえない。逆に指導者に魅力があれば、後輩は、その魅力にひかれてついて来る。 講演
いずこの国、いずれの社会でも、先覚者を優遇しないことが、国家、社会の幸福と繁栄と建設とを、大きく遅らせてしまう根本的原因になっていることを、為政者は知らねばならない。 人間革命。
国の命運が尽きた時は、大政治家も、名将もともに福運がなくなり、賢明な智慧も確信も喪失して、先手を打てなくなってしまうものだ。否、それらの指導者階層の福運が尽きたが故に、国の福運が消えたともいえる。この方程式は、いかなる国でも、家でも、同じことである。 人間革命
有名人と指導者を混同してはならない。有名人必ずしも指導者たりえない。
世には有名人の指導がある。高僧の説法も多々ある。しかし、その指導、説法によって、幾百万の人々が、実感として、どれほど生活上の悩みを解決しえたであろうか。
無名であろうと、真に苦悩に沈む人々を復活せしめる指導者こそ、真実の指導者というべきではないだろうか。 この世間の錯覚が不幸の原因であり、おそろしいといわざるを得ない。 人間革命
指導者たちの見解が、地球の広大さと同じ視野に立った時、つまり地球民族主義とでもいうべき見地、世界民族主義とでもいうべき思考が進み、はじめて平和問題の具体的な解決の鍵となるに違いない。 人間革命 人間革命
過去の人あり、現在の人あり、未来の人あり。常に未来の人でありたい。 若き日の日記。
民族の恒久的幸福と繁栄のためにも、平和と安泰を心から願うまじめな民衆のためにも、一歩も退かぬ。”信心の英雄”になって、勇敢に戦ってゆこう。 講演
内外の動向を敏感に察知してゆくために、新聞の社説、一流雑誌の論文等は必ず読み、強い信念と卓見をもった、庶民の力ある指導者となってこそ、次の日本民衆を先導する真の指導者となるであろう。 講演
人間革命
一人の人間における偉大な人間革命は、やがて一国の宿命の転換をも成し遂げ、さらに全人類の宿命の転換をも可能にするのだ。 人間革命
色(しき)は金剛(こんごう)、心は英知と輝くを、人間革命という。 指導
今の苦闘こそが、やがては自身の人間革命を成就(じょうじゅ)する瑞相(ずいそう)であり、同時に父母を幸福にすることになるのだ。 人間革命
逞(たくま)しき福智(ふくち)の建設を人間革命とい。 指導
われわれがいかなる世界においても、たとえ山の中、谷の中、曠野であっても、各々の境遇で信心に励み、活躍していくならば、それが、人間革命の道場であり、宿命転換、変毒為薬(へんどくいやく)の舞台であり、絶対の幸福境涯を獲得できるのである。 御義口伝講義
妙法によって人間革命したとき、はじめて自然に、よい面の働きが活発となり、悪い面は冥伏(みょうぶく)し、円満な、明るい社会を具現していくことが、可能となるのである。 御義口伝講義
人間革命なき、環境の整備は、砂上の楼閣であり、かつまた人間革命に内在する喜びや悲しみを抜きにして、幸福を語ることはできない。
人間革命しきった人が、家庭に増えれば増える程、その家庭は、明るく、平和に充実しきっていくことは、当然であり、家庭そのものが、革命された姿になるのである。
一人の人間の変革、一人の人間の尊厳、主体性の確立、一人の人間の大いなる生命力の湧現、これこそ一切の生活、文化、科学、教育、社会を、大変革してゆく、最も近道の、しかも本源的な革命である。
人間革命とは何か、まず自己の強く正しい人生観に生きることであり、社会人としても立派な社会性を身につけた人生を送り、道理正しく、礼儀正しく、円満な常識人になることである。
人材育成
人材育成の基本的条件は
第一に、多少不安や力不足があっても、この人を将来立派な幹部にしていきたいと考えたならば、先ず登用して、それから育成することである。
第二に、人生、社会の多くの経験を通して指導力をつけさせることである。
第三には、教学(きょうがく)をみにつけさせなければならない。
第四には、その人の人柄であり、信頼できる人柄の人物を育てるべきである。
人材は、どこの世界においても、絶対に必要であり、偉業をなす最も重要な要素である。
真に望まれる人材とは、高い理念をもった、優れた人格者であり、豊かな個性を持ち、技術、学問を使いこなしていける創造的な人間である。
自分は偉くないのだ、周囲の人が全部、自分いが以上の人材である、と心の底から言える人が偉いのである。人の偉さは、自分が偉いのだといっても、人々は認めてくれない。周囲の人が決めるものである。
人材を見つけよう、人材を守ろう、人材を育てよう。人材の城のみが永遠に栄ゆくからだ。 日々の指針
心構え
自己との激しい戦いなくして、偉大なる新時代建設の人材は生まれない。苦闘の中にこそ、真の人材は育つものである。 講演
指導者の地位は、決して華美に包まれた安楽椅子ではない。民衆に対する重い責任を担って、血と汗を流しながら切り開き、築きゆく苦難の道である。 講演
指導者があいまいな態度、生活であり、裏表があった場合には、言々句々もあいまいになり、その指導も濁ってしまう。講演
人間は、ともすれば、自分に関係のないことは避けたい気持ちが動く。賤しくも広宣流布に関係あることは、いささかもゆるがせにせず、全部受けきっていこうとする態度こそ真実の指導者だ。
指導者は個人プレーであってはならない。
指導者と民衆
生涯、庶民の味方になることだ。生涯大衆と共に生き抜くことだ。 若き日の日記
新しき指導者は、民衆に幸福を与え、民衆の味方として、民衆のなかに死んでいける人でなければならぬ。 巻頭言
指導者は、みんなが喜ぶようにして話していこうと考えるのが、ほんとうの姿である。それによって民衆と境智冥合したところに、真の民主主義がある。
民衆が無知であるあいだは、一握りの権力者たちや思いあがった知識人たちに、いいように引きずりまわされてしまう。これが近代の歴史の様相である。そして、そのような世の中で、いちばん馬鹿をみて泣かねばならないのは、いつも女性である。 家庭革命
時代こそ違っても、指導階層は、常に冷徹な理性をもって、大衆の幸福と平和を招来する方向への分析を怠ってはならぬ。その決断に臨んでは、大感情を集中し、身命を賭して事に臨むべきである。所詮、大衆を根本とした思索であれば、衆議も速やかに決する筈である。 人間革命
優れた指導者は、感謝され、喜ばれながら、人々を前進させていくことができる。反対に権威主義と形式主義に流され、冷淡で、不親切であれば、後輩を傷つけ、反感を抱かせ、全く信心を進めさせることが出来ない。 巻頭言
真の指導者は、ほのぼのとした暖か味と、崇高な香気が身辺にただよっているような、庶民の味方であり、無冠の王者になってゆくことであろう。 御義口伝講義
講演会もいい。大集会もよかろう。しかしそれらのみでは、指導者と被指導者との間に間隙が自ずから生ずる。更に、形式的な、小手先の理論、政略の糸のみで、あやつろうとしても民衆は賢であり、その糸は、いつかは切れてしまうものである。 人間革命
後継者
いかなる時代でも、心ある有能な指導者は、その時代に着眼し、育成するという方程式を用いている 講演
指導者は必ず優秀な後継者を育成するものであり、反対に独裁者は後輩を犠牲にして、後継者を育てるような雅量を持ち合わしていない。
いつの時代でも、いかなる国でも、年配者が真に平等に、子供の成長と、幸福を願ったなら、戦争なぞ起こる道理がない。最も単純にして、しかも偉大な哲学といえる。
指導者は、第一にも、第二にも、人材を見出すことに、賢明でなくてはならぬ。
この社会、この世界は、決して、大人だけのものではない。次にゆずるべき少年、青年達の、社会であり、世界であることを、真摯に自覚すべきである。 人間革命
指導者の偉さというものは、どれだけその指導者が大勢の弟子たちを訓練したかによる。死後、その証拠として、国家のため、大衆のため、そして社会のために働く偉大な人材をそろえたかによって、師匠と弟子との偉大さは決まるのである。
優れた指導者とは、身分の貴賎上下に関係なく、有能な人材を見出し、その能力を最も有効に発揮できる地位に配置する人だ。 立正安国論講義
青年達を利用し、犠牲にすることのみ考え、思いの儘に、のびのびと勉強させ、向上させない指導者は、悪人である。それは、次代の社会の建設を破壊してゆくことにほかならないからである。
愚将
独裁的な指導者の気ままな感情や、人間生命を蔑視する偏狭な、そして冷酷なる思想が、民衆に悪政をもたらす。 立正安国論講義
理想主義者は、権力をもつまでは立派なことを言い、美しい言葉を並べるが、いざ権力を握ってしまうと、必ず無能ぶりを暴露するか、独裁者になってしまうものである。 御義口伝講義
いずれの社会でも、みにくい利用主義者というものが、わるがしこく、隙を狙っているものである 人間革命
愚かな指導者達に、ひきいられた国民ほど、あわれなものはない。
一国の暴君も、世界の暴君も、所詮、普通の人間の範疇を出ていないものだ。一体、彼らは、世界を、誰人のものだというのであろうか。
帷幕(いばく)の中にいる人間が、満足し、驕慢になることは恐ろしいことである。たいてい脱落していく人は、驕慢謗法になっている。 講演
人生
価値創造を営むのが、人生である。 家庭革命
生活に理念がない人生ほど、空虚なものはない。また誤れる人生観も、前途は風前のともしびに似ている。 巻頭言
希望に生きぬ人生はない。未来をもたぬ人生ほど、寂しきものはない。
人はすべて、何ものかを求め、願望の中に生き甲斐を見出すものである。今日よりは明日へ、現在よりは未来へと、常に希望を持って生きている。人生に、この希望を失なわぬかぎり、絶えざる向上と、たゆまざる前進がある。かくて、社会には、文化の創造がなされゆくものだ。ゆえに希望ももてぬ力弱き人生は、敗北であり、未来なき人は、生ける屍にひとしい。 巻頭言
一生涯、価値創造の人生。
一生涯、建設と開拓の人生。
今日は、永久に、今日一日しかない。過去、未来にわたり、今一瞬しかなく、消えてゆくー。 若き日の日記
あらん限りの英知と情熱をもって、真剣に求め、戦い、切り開いた人生こそ、最も尊く、美しい、偉大な生涯といえる。生まれつきの身分や、素質に関係なくーー。御義口伝講義
人生の行く手には、ことごとく未経験な未知な世界が待っている。苦労や危険を避けられるものではない。それが人生の実相であると覚悟した時、人はまず絶望を克服するであろう。
隣人は批判する。だが、人生の根本問題は誰人も教えてくれぬ。 若き日の日記
真の悲しみは、偉大なる人生を鼓舞する。 巻頭言
人生の最大の問題は何か。それは、死の事なり。 若き日の日記
あらゆる世界において、さまざまな目的をもって、各人が戦っている。また勝とうとしている。しかし、それは一場の人生劇であって、その本質である死という問題、生命の解決を解決をどうするかという究極の問題については、誰も解決できない。 講演
苦労なくして偉大なる人生を生きられるわけがない。 講演
人生を逃避してはいけない。自分を卑下する必要は少しもない。ただ勇気を持って自分自身に強く生きるべきである。 家庭革命
思想や人生観は、その人の人生行路を決定づける。容姿とか、財産とか、家庭の境遇とかに自信をなくして、卑屈な人生観を持てば、すべて世の中が、ゆがんだ鏡に映されるように、曲がって見えてしまうものだ。 家庭革命
千里の道も一歩からである。その道を確実に前へ歩んで征く人は強い。今、何里まで来たかと振り返った時に、その道を歩んだことに喜びを見出すことが出来る。
身勝手な論理によって、一時的に自己を粉飾することはできても、現実の苦悩にうち沈んだとき、そこに残るものは、後悔の人生ばかりであるということを銘記しておくべきである。
過去は夢なり。未来も夢なり。過去の夢は、月の如く寂にして、情火は燃えぬ。未来の夢は、太陽の如く、朝日の如く、曙光と感激の溢るる夢である。
若き人々よ、明日に生きよう。過去にとらわれるな、すべて夢だ。 若き日の日記