日本の自然風景写真

私が見た、撮った、日本全国の美しい自然を求めて20数年 兵庫県在住 アマチュア写真家 植田

私が学んだ仏法哲学9

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自我得仏来 所経諸劫数 無量百千万 億載阿僧祇 常説法教化 無数億衆生 令入於仏道 爾来無量劫 じがとくぶつらい しょきょうしょこっしゅ むりょうひゃくせんまん おくさあそうぎ じょうせっぽうきょうけ むしゅおくしゅじょう りょうにゅうおぶつどう にらいむりょうこう

我仏(われほとけ)を得(え)てより来(このかた) 経(へ)たる所(所)の諸(もろもろ)の劫数(こっしゅ) 無量百千万(むりょうひゃくせんまん) 億載阿僧祇(おくさいあそぎ)なり 常に法を説いて 無数億(むしゅおく)の衆生(しゅじょう)を教化(きょうげ)して 仏道にいらしむ 爾(しか)しより来(このかた)無量劫(むりょうこう)なり。

通解 わたし(釈尊)が仏になることを得て以来、これまで経過したところの多くの劫の数は、無量百千万億載阿僧祇である。(その間)常に法を説き、無数億という数え切れないほど多くの衆生を教化して、仏道に導き入れてきた、そのようにして今に至るまで数限りない劫を経てきているのである。

「仏を得る」とは自からの仏の働きを表す

法華経は「蘇生の経典」(そせいのきょうてん)です。「妙とは蘇生の義」です妙法には希望がある。勇気がある。確信がある。

自我偈(じがげ)は、仏「自身」のことを説いた経典です。

「仏を得る」_「仏という境涯(きょうがい)は外から来るものではない、われわれの生命の中に自ら躍動するところの仏の働きを、明らかに表すに過ぎないのである」と戸田先生は教えてくださったのです。(池田先生)

文上の読み方では、この一句は、釈尊が始成正覚(しじょうしょうかく)を破って久遠実成(くおんじつじょう)を明し、仏の「永遠の生命」を宣言した意義を再び説いたことになります。しかし文底から読むと、これは「本有無作三身」(ほんぬむささんじん)を教えられた経文になるのです。

「御義口伝」(おんぎくでん)には”この一句は無作三身を習う文である”と仰せです。「無作三身」という根源の仏の生命を説いた経文であり、それが私たちの生命にも久遠から具わっていることが示されている。と読むのが文底の意味なのです。

久遠の仏は十界本有(じっかいほんぬ)、ありのままの姿

 寿量品(じゅりょうぼん)が明かした永遠の生命のもとでは、仏界も、九界も本有常住(じょうじゅう)です。日蓮大聖人は、「自我得仏来」(じがとくぶつらい)とは「自(九界)も仏界も得(え)た仏が来た」という意味である、と仰せです。

文底からいえば

  久遠に成仏した仏とは、九界から仏界に”成った”仏ではなく、九界も仏界も”ともに得ている”仏である。これを「十界本有」といいます。「本有」とは「もともと有る」「もともと具わっている」ということです。また「はたらかさず、つくろわず、もとの儘(まま)の生命の本性です。これを「久遠」とも「無作」ともいうのです。本来の、真実の、ありのままの生命の姿です。「ありのまま」とは、いわば、「本来の生命の力」を百%開いていく、生かしていくということにほかなりません。たとえば、厳しい冬を超えて、瑞々(みずみず)しい若芽が萌えてきます。新緑の葉を必死で伸ばし、朝の光にキラキラと輝いている。その姿に、わずかの手抜きもありません。ふざけたり、いじけたりなんかしない。一瞬一瞬、命の限り生きている。それで肩ひじ張っているわけではない。どこまでも「自分らしく」生き切っている。だから輝いている。しかも、周囲と絶妙に調和している。「自分は自己の充実をえた!自分は自己を獲得した。どんな所有がそれに匹敵するだろう?」(愛すること、生きること_ロマン・ロランの言葉)いわんや、 [check]妙法を知った私どもは、「本有の自分自身」を開き、永遠に我が生命を輝かせていける。どれほどすごいことか。どれほど幸福か。


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